抗原検査、抗体検査、PCR検査の違いは?

新型コロナウイルスの検査には
「抗原検査」
「抗体検査」
「PCR検査」
の3種類があります。
各種メディアなどでもよく聞く名前ですが、
その使い分けを説明いたします。

まず、現状でもっとも正確と考えられるのが『PCR検査』です。
鼻やのどの粘液、唾液を採取して、ウイルスの有無を調べます。
遺伝子の一部を増幅して調べる大掛かりな検査なので、原則的に医療機関でしか受けられません。
最近では非常に安くPCR検査を受けられるクリニックも話題になっています。
ただしPCR検査は機械で行うため、正確さは機械の性能によって左右されます。ですので、「世の中のPCR検査がすべて同じぐらい正確だ」とは考えない方がいいでしょう。
また、過去にはある有名人が新型コロナウイルスに罹った時に、「1回目のPCR検査は陰性だったが、数日後にもう一度受けたら陽性になった」というケースもありました。
つまり、そもそもPCR検査も絶対ではないということです。

次に『抗原検査』です。
当社が販売しているのがこの抗原検査キットです。
鼻やのどの粘液を採取して、新型コロナウイルスの抗原(ウイルスの一部)の有無を測定します。
PCR検査と違って、家や会社でも簡単に検査が可能で、15分で結果が出ます。
また、当社のキットは、新型コロナウイルスの感染者PCR検査の結果と97%合致し、EUが定める安全基準を満たしている「CE認証」を受けています。(製造メーカー資料より)。



PCR検査に比べると、「安価で簡単」であることが本検査の大きなメリットです。
ただし大切な注意点があります。本検査キットは「研究用試薬」であり、本検査キットを用いた検査は、医療機関の診断と同等のものではありません。確定診断のためには、医師の診察が必要です。

もう一つ『抗体検査』もあります。
抗体はウイルス自体ではなく、ウイルスに感染した後に「人体が作り出す物質」です。
感染後4,5日してできる『IgM抗体』と、1週間ほどしてからできる『IgG抗体』が調べられます。



つまり感染後すぐに陽性になるわけではなく、いわゆる「潜伏期間」があります。ですので、急性期の判断のためには抗原検査やPCR検査の方が向いています。
では、なぜ抗体検査があるのはなぜでしょうか。
それは、
①「以前に調子が悪かったのはもしかして新型コロナウイルスのせいかもしれない」と心当たりがある方が、答え合わせとして受ける。(現在、もし『IgG抗体』を持っていたら、今後は新型コロナウイルスに感染しにくい可能性があります)
②今後ワクチン接種が広まった時に、抗体ができたかどうかをチェックする。
という2つの意義があるからです。
(本サイトでも近日中に販売予定です)

以上のように、「抗原検査」、「抗体検査」、「PCR検査」は、それぞれの検査の特性に合わせて、使い分ける必要があります。